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ファクタリング

このページでは、ファクタリングについて解説するとともに、取引信用保険と比較した際のメリット・デメリットについても併せて紹介しています。

押さえておくポイント
チェックファクタリングには、売掛債権を保証してくれる保証ファクタリングと買取りしてくれる買取ファクタリングに分けられます。
チェックファクタリングの一番のメリットは、取引信用保険と違い、保険の対象とする取引先を任意に選ぶことができることです。

ファクタリングとは?

ファクタリングって何?ファクタリングとは、ファクタリング会社が企業の保有する売掛金を譲り受け、償還請求権無しで買取ることで、資金を提供する仕組みです。ファクタリングとは、企業が保有している売掛金をファクタリング会社が譲り受け、賠償請求無しで買い取る事によって、資金提供をするシステムです。イギリス発祥の金融手法で、現在は欧米を中心に世界各国で利用されています。日本では、大手金融機関がファクタリング会社を設立して、ファクタリングサービスを提供するケースが多くなっています。

ファクタリングサービスにはさまざまな種類がありますが、取引信用保険に近いものとして「保証ファクタリング」「買取ファクタリング」の2種類に大別することができます。

保証ファクタリングとは

まず「保証ファクタリング」というのは、保有する売掛債権について、ファクタリング会社が保証限度枠内で「保証」してくれるサービスのことです。

損失分をカバーしてくれるのが、保険会社なのかファクタリング会社なのかという違いだけで、基本的な仕組みとしては取引信用保険と非常に近いものと言えます。

買い取りファクタリングとは

ファクタリングとはもうひとつの「買取ファクタリング」は、ファクタリング会社が売掛債権を保証するのではなく、買い取ってくれるサービスのことです。

利用者の側からすると、貸倒のリスクがなくなると同時に、売掛債権を早期に現金化することができるというメリットが、この買取ファクタリングサービスにはあります。また手形割引と違って、仮に売掛債権が決済されなかった場合でも、買い取ってもらったぶんのお金を返す必要はありません。

ただし、買取ファクタリングサービスを利用すると、その事実が取引先に知られることになるので、その点には十分に注意が必要です。

売掛金を利用した資金調達の比較

資金を銀行以外から調達したいと考えるのなら、売掛金を最大限に生かすことが大事となります。売掛金を役立てた資金の調達は大きく分け「売掛金担保融資(ABL)」「ファクタリング」「手形割引・受取手形」「電子債権割引(でんさい割引)」の4つの方法に分けられます。1つ1つ詳しく説明します。

売掛金担保融資(ABL)

最近、存在感が増している融資制度。債権譲渡登記をすることで、その名の通り、売掛金を担保に資金を融資することで、中小企業の資金繰りが円滑に図れるためにと創設された制度です。この制度の特徴は、売掛金への知らせが不必要であったり、銀行より返済のリスケジュール中であっても、1年あたりの金利を10%きるカタチで融資することも可能だということ。売掛金が返済されるまでの資金繰りのために有効です。

ファクタリング

ファクタリング、またはファクタリングサービスともいいます。ファクタリングとは売掛金をファクタリング事業者に売却することで、金銭を受け取り資金化することです。早期に資金化できることや、売掛先にも通知がいかないこと、取り引き先が万が一倒産し不履行となっても支払いリスクがないなど、最近注目されている金融サービス。ただし、手数料が高くなっているため、スポットでおこなうことが効果的です。

手形割引 受取手形

手形とは約束手形のことで、「いつまでに、いくらの金額を支払います」と約束することをいいます。この手形はほかの人へ証券として譲渡できるため、一定の金額の代わりとして使うことができます。しかし、現金化までの期間に倒産などで不渡りをおこしてしまうリスクもあるため、受け取りを拒否する取り引き先もあります。また、現金化したいときに銀行に持ち込み、手数料(割引)を支払うことで買取をおこなう方法です。

電子債権割引(でんさい割引)

手形や債権者が特定している指名債権の問題点をクリアした新たな金銭債権のことを電債、正式には電子記録債権といいます。よりわかりやすく説明すると、これまでの手形での問題点であった処理のわずらわしさや印紙税の負担、紛失や搬送量など、コスト削減やリスクを解消するため作られたペーパーレスの手形のことです。手形と同じように金融機関で割引をおこない資金化することが可能です。

ファクタリングを検討するべき企業とは?

すべての企業にファクタリングが必要なわけではありませんが、中小企業において、会社のキャッシュフローを把握するのは大変なことです。

以下のような問題をお持ちの方は、ぜひファクタリングを検討することをおすすめします。

  • 金融機関からの融資を断られた方
  • 金融機関からの融資が下りるまでの時間がない方
  • 取引先が支払いまでの期間が長く、早急な資金調達が必要な方

ファクタリングの仕組みと流れ

以下は、取引先との売掛債権を資金化した時の流れです。

  1. 自社が取引先へ、商品やサービスの納品により、売掛金が発生
  2. 自社が取引先企業へ、ファクタリング契約について打診
  3. 自社とファクタリング会社との契約・承諾
  4. 自社は取引先企業との請求金額を確認
  5. 自社はファクタリング事業者へ、取引先企業との請求金額を確認
  6. 自社はファクタリング事業所から、早期売掛金の支払を受ける
  7. 取引先企業はファクタリング会社に、期日通り売掛金を支払う

ファクタリング仕組み図

取引信用保険と比較しての、ファクタリングのメリット・デメリット

取引信用保険のメリット・デメリットをお教えします取引信用保険が、原則としてすべての取引先を対象に保険契約を締結しなければならないのに対して、ファクタリングでは、保険対象とする取引先を任意で選べる点が最大の違い(メリット)と言えます。

ですから、「倒産の心配があるA社とB社にだけファクタリングを手配しておこう」といった対応が可能です。

ただし、「対象企業を任意に選ぶことができる」という特徴には、良い面がある一方で悪い面もあります。

まず、対象とした企業以外の企業が倒産してしまった場合には、ファクタリングは適用されません。

また、ファクタリングを利用するに際しては手数料がかかるため、そのぶん、回収できる資金も目減りした額となる点も、ファクタリングのデメリットとして挙げられるでしょう。

貸し倒れのリスク対策には、取引信用保険も有効な方法です。三井住友海上は、個人事業主や中小企業も加入できる取引信用保険を取り扱っているので、是非比較検討してみてください。

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